東京居酒屋ヒラミレモン事件
こんにちはこんばんは
お久しぶりです。
暑さもようやく峠を越え、朝夕にはかすかに秋の気配を感じます。
さて、今回はある夏の日の出来事です。
私はその日、居酒屋で夕食を済ませようと思い、店内に入りメニューを確認しました。
当然何か飲み物が欲しいので、私はソフトドリンクの欄を見ていたわけですね。
するとここで目に留まったのが「ヒラミレモンジュース」という名前です。
私は酸っぱいものが好きなのでレモンジュースなら飲みたいと思いましたが、どうもこの謎の「ヒラミ」という文字が気にかかりました。
私の頭の中はたちまちヒラミってなんだ?という疑問で溢れかえりました。
そこでまず、私が知らないだけで一般常識なのかもしれないと思い、私の連れに
「ヒラミレモンのヒラミってなに?」
と聞きました。
私の連れは
「わからないから店員に聞いてみよう」
と言いました。
どうやら一般常識ではないようだ、ということで私たちは店員さんにヒラミレモンとは何かについて聞くことにして、店員さんを呼びました。
すぐに女の店員さんがやってきました。
私の連れ「すいません、このヒラミレモンのヒラミってなんですか?」
女の店員さん「はい?なんですか?」
普通はこんなこと聞く人はいないだろうし、店員さんも注文かと思っていたのと、居酒屋がそこそこ賑やかだったことも重なって、謎の質問に即座に対応することができず聞き返すしかなかったのでしょう。
これがちょっと面白くて私は少し笑ってしまったのですが、私の連れは真剣にもう一度聞きました。
連れ「このヒラミレモンのヒラミってなんですか?」
店員「え?ええと…」
どうやらわからないみたいで、女店員さんが困っています。
女店員さんが他の店員さんを呼びに行き、ここから続々と店員さんたちが集まってきます。
しかし流石はヒラミレモン、そう簡単には正体を現しません。
最初にやって来た外国人の店員さんは、状況が全く掴めていないらしく、
「ヒラミ~↑レモ~ンハ~↑コレハヒラミレモンダカラヒラミレモン…」
と、突如謎のカタコトを発し、自分が全く状況を掴めていないことに気付いたのか黙ってしまいました。
私たちはカタコトのヒラミ~↑レモ~ン↑がおかしくて笑いをこらえることができませんでした。
次にやって来た若い女店員さんやその他愉快な仲間たちもヒラミレモンのヒラミについては分かりませんでした。
私が、何か分からないものをメニューに載せるのはどうなんだ?と思い始めたとき、ついにヒラミレモンが何なのかわかる人が現れました。
おそらく店長でしょうか?かっこいい男の人でした。
さらっと、「ああ、それはシークヮーサージュースですよ」
と言いました。
そうだったのか!
私の疑問は氷解し、ヒラミレモンというのはシークヮーサーである、ということがわかりました。
ヒラミというのが沖縄の地名みたいですね。沖縄でヒラミと言えばシークヮーサーってすぐわかるみたいです。
この話を通じて、私がみなさんに伝えたいことは
疑問は疑問のままで終わらせず、ひとつひとつ解消していってほしい。
ということです。
みなさんも日頃、疑問に思うことが沢山あると思います。
その疑問にしっかりと向き合う姿勢こそ、大切なのではないか、と私は思います。
シークヮーサージュースでいいじゃん!!!!!!!!!!!!