かっぱのきまぐれ

ますたーのゲームブログです

1日1本と決められているヤクルトを2本飲んでしまった話 another story

こんにちは

 

アナザーストーリーって書いてますけど前回の続きです

 

後日談的な

後日談ってシークエル(sequel)って言うんですね

かっこいい!

 

 

 

 

 

さて、前回私は1日にヤクルトを2本も飲んでしまいました。

今回は、そんな私のおなかのなかの物語…

いったい私は、どうなってしまうのか?

 

 

 

~ますたーのおなかのなか~

 

乳酸菌A「おい、お前も乳酸菌か」

乳酸菌B「お前もか!」

乳酸菌C「どうやら、乳酸菌をとりすぎちまったようだな…」

乳酸菌D「おいおいまじかよ、乳酸菌をとりすぎたらどうなるか、わかってるのか?」

乳酸菌E「我輩に聞かれても…困る。」

乳酸菌F「ふぇぇ…」

乳酸菌G「まったく、騒がしいのぅ、ふぉふぉふぉ」

 

 

乳酸菌A「おい、あれはなんだ?」

 

ビフィズス菌「びふぃ」

 

乳酸菌B「なんだ!?」

乳酸菌C「まて、敵かもしれないぞ」

 

乳酸菌G「それはビフィズス菌のようじゃの。ビフィズス菌はヒトの腸内に最も多くすんでいる有用な菌なのじゃ。敵ではないぞい。」

 

乳酸菌D「へっ、爺さん、無駄に年食ってるわけでもないんだな」

 

乳酸菌G「ふぉふぉ。減らず口をたたきおって。」

 

トコトコトコ

ビフィズス菌「びふぃ?」

乳酸菌F「ふぇぇ…」

ビフィズス菌「びふぃ」

乳酸菌F「ふぇ」

キャッキャッ

 

 

 

乳酸菌A「どうやら、友達になったみたいだな」

乳酸菌B「まじか!」

乳酸菌C「うーん、俺たちにはわからない何かがあったんだろうな」

乳酸菌E「心で…通じ合ったのだ。」

 

乳酸菌D「そんなことより、乳酸菌をとりすぎたらどうなるか知らないのか爺さん。」

 

乳酸菌G「そう急かすでない。全く最近の若者ときたら。」

 

乳酸菌D「悪かったよ。で、どうなるんだ?」

 

乳酸菌G「結論から言うと、乳酸菌はとりすぎても大丈夫なのじゃ。限度以上にとりすぎたとしても、便として排出されるから問題はないのじゃ。」

 

乳酸菌C「へー、そうなのか」

乳酸菌B「まじか!」

 

乳酸菌G「ただし、乳酸菌自体は過剰摂取しても問題はないのじゃが、ヨーグルトや乳酸菌飲料は糖分を多く含んでいることが多いのじゃ。」

 

乳酸菌D「健康面を考えると食べ過ぎ、飲み過ぎは良くないってことか、なるほどな。」

 

乳酸菌A「まぁ、何事も過ぎた行為は駄目だよな。」

 

乳酸菌C「とりあえず問題はないみたいだし帰ろうぜ。早くのんのんびよりの続きが読みたいぜ。」

 

乳酸菌G「待つのじゃ。」

 

乳酸菌C「なんだよ爺さん、まだなんかあんのか?」

 

乳酸菌G「健康のために乳酸菌を摂取しはじめたのに、乳酸菌をある程度の期間、毎日摂取してもおなかに何の変化も感じない、ということはないかの?」

 

乳酸菌E「ふむ…あるな。」

 

乳酸菌A「俺もあるな。」

 

乳酸菌B「おれも!」

 

乳酸菌D「俺もある。爺さん、そういうときはどうすりゃいいんだ?」

 

乳酸菌G「ある程度継続したのに効果が実感できない場合、量を増やすのではなく別の商品にすると良いのじゃ。」

 

乳酸菌C「別の商品にして何か変わんのか?」

 

乳酸菌G「人によって腸の中にどんな腸内細菌がどんな割合でいるのかという『腸内フローラ』は全く違っているのじゃ。だから、人によって効く乳酸菌と効かない乳酸菌があるのじゃ。」

 

乳酸菌A「なるほどな。効かないって期間はどのくらいで判断すればいいんだ?」

 

乳酸菌G「1週間から2週間試してみて、変化が感じられなかったら他の商品への変更を検討してみるのが良いじゃろうな。」

 

乳酸菌C「へー、勉強になったぜ爺さん。」

 

乳酸菌G「ちなみに乳酸菌やビフィズス菌は胃酸に弱いのじゃ。じゃから摂取するなら胃酸が薄まっている食後が一番じゃ。」

 

乳酸菌A「乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌のエサになるオリゴ糖食物繊維を食事でとっておけば効果も高まるんだったな。」

 

乳酸菌G「ふぉふぉ。よく勉強しておるのう。食後のデザートにヨーグルト、というのも理にかなっているということじゃ。」

 

乳酸菌C「覚えることが多くて疲れたぜ。」

 

乳酸菌G「そうじゃの、花粉症の改善に乳酸菌が効くという話もしたかったのじゃが、今日はこの辺にして……おや?」

 

???「げへへへへへ」

 

乳酸菌B「なんだあれは!?」

 

乳酸菌F&ビフィズス菌「きゃーーー」

 

乳酸菌A「今まで見たことがないな、爺さん、知ってるか?」

 

乳酸菌G「あれは………まさか…」

 

乳酸菌C「おいどうしたんだよ爺さん!」

 

乳酸菌G「あれは、大腸菌じゃ…しかし…」

 

乳酸菌A「大腸菌大腸菌といえば本来は無害だが腸以外の臓器に侵入すると下痢や泌尿器の感染症などを起こす、というやつか。」

 

乳酸菌D「でもそれにしちゃあ爺さんの表情が曇りすぎてないか?」

 

乳酸菌G「あれは…O-157と呼ばれる大腸菌なのじゃ。」

 

乳酸菌ABCD「なんだって!?」

 

乳酸菌E「…」

 

乳酸菌C「俺でも知ってるぜ、よくわからないがとんでもないやつなんだろ!?」

 

乳酸菌G「いくつかの大腸菌は人に対して病原性があり、これらを総称して下痢原性大腸菌というのじゃ。その中でも重篤な症状を出す菌がO-157なのじゃ…」

 

乳酸菌A「100人を超える大規模の食中毒を度々発生させる大腸菌だ…恐ろしいな」

 

乳酸菌D「どうするんだ、爺さん。」

 

乳酸菌G「わしがこいつと共に時空の狭間に飛び込む。」

 

乳酸菌C「まてよ!そんなことしたら爺さんが!」

 

乳酸菌G「ではどうするのじゃ。他に方法があるとでも言うのか?」

 

乳酸菌C「くっ…!でもよ……!!」

 

乳酸菌A「しっかりしろ、俺たちには、子どもたちの未来を守っていく必要がある。そうだろ?」

 

乳酸菌C「………へへ…わかったよ…。俺がいないと誰がガキ共を守るってんだ。」

 

乳酸菌G「今から時空の狭間を開く、お前たちは走って逃げるのじゃ。」

 

乳酸菌A「爺さん…元気でな。」

 

乳酸菌G「ふぉふぉ。子どもたちを頼んだぞ。」

ゴゴゴゴゴ

 

乳酸菌D「走れ!お前ら!」

 

乳酸菌A「しっかり捕まってろよ」

乳酸菌F「ふぇ」

 

乳酸菌C「よし、担いでいくぜ」

ビフィズス菌「びふぃ」

 

 

 

乳酸菌G「若者たちも行ったようじゃの。さぁ、じじいと一緒にきてもらうとしようか」

ボボボボボ

 

O-157「フン、老いぼれの爺に捕まるほど甘くないわ」

シュバッ

 

乳酸菌G「なかなかやるようじゃの、じゃが」

ドドドドド

 

O-157「くっ、この爺、ただ者ではないな」

ドカーン

 

乳酸菌G「そこじゃ」

ザクッ

 

O-157「馬鹿な、この私が…破れる…だと…」

 

乳酸菌G「勝負ありのようじゃの」

 

O-157「なんてな」

 

乳酸菌G「なんじゃと!?」

 

O-157「もらった」

 

乳酸菌G「しまっ…」

 

???「我輩を忘れてもらっては困る」

シャキーン

 

O-157「なにぃ!?」

 

乳酸菌G「ふっ…おぬしか」

 

乳酸菌E「お前だけは…母上の仇!」

 

O-157「お前、よく見ればあのときのガキか。親子揃って私に殺されにくるとは。フハハハハ。」

 

乳酸菌E「お前だけは…許すことはできない…!」

シャキーンシュバッドドドドド

 

O-157「ほう、中々やるようだ、だが。」

シュインシュインシュインシュイン

 

乳酸菌E「光の刃を飛ばしてくるだと…?」

 

乳酸菌G「ふむ。Eよ、少し時間を稼いでくれんかの」

 

乳酸菌E「何か…策があるのか?」

 

乳酸菌G「じじいの最大級の魔法を放つのじゃ、じゃがそのためには詠唱の時間がかかる」

 

乳酸菌E「なるほど。時間は稼ぐ。頼んだぞ…!」

 

O-157「なにをこそこそ話している、ふんっ」

ドゴォ

 

乳酸菌E「くっ…!」

 

O-157「これで終わりだ」

 

ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンヒュン…ドカーン

 

乳酸菌E「ぐわあああああああ」

 

乳酸菌G「くっ間に合わなかったか…じゃが、これでおしまいじゃ」

 

ドドドドドドーンドーンドーン

 

O-157「アアアアアアアグワアアアアアアアア」

 

乳酸菌G「未来ある若者たちよ、あとは任せたぞ…」

 

ドンガラガッシャン

 

 

 

 

 

こうして、おなかの平和は保たれたのだった…